ととまway

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看護師がベットサイドで見た!患者さんとその家族のほっこりする話とじ~んとくる話

こんにちは、ととまです。

 

今日は、前に働いていた(蟹ナース時代の)

病院でのほっこりするお話やちょっと寂しいお話を書きますね。

 

www.totoma1125.com

 

 

 

遠方から母親に会いに来る息子の話の巻

私の勤務していた病棟に、

その当時80代のおばあさんが入院していました。

そのおばあさんはもう話すことはできません。

目は開いていますが、

声かけに反応はありません。

 

「胃ろう」といって、

胃に穴を開けていて、そこから三食、栄養を流していました。

 

そのおばあさんに、東京から息子さんが、

月に1回か2回週末に面会に来ていました。

 

私の住んでいるところは、

東京から新幹線を使っても、

片道約4時間はかかるところです。

 

だいたい、土曜日の午後には面会に来て、

何時間も過ごしていきます。

そして、日曜日の午前中にも来ます。

 

きっと、土曜日の朝東京を出て、

日曜日の午後に東京に帰るのでしょう。

 

面会に来ると、ベット脇の椅子に座ります。

黙って、母親の顔を見ていたり、

外の景色を見ていたり、

本を読んでいたりしていました。

いつも、一人で来ていました。

 

特に母親に話しかけるわけでもなく、

黙って脇の椅子に座って、

長い時間を過ごしていました。

 

タオルで手や顔を拭いてあげたりもしていました。

 

その、おばあさんの表情にはっきりした変化はなかったですが、

なんとなくなんとなく、

表情が和らいでいる印象を受けました。

息子さんが来ていることを感じてると思いました。

 

詳しい事情はわかりませんが、

故郷に母を残し、

自分は東京で仕事をしているのでしょう。

本当は自分の近くに転院させたい気持ちもあるかもしれませんが、

高齢であり、長距離の移動は困難なのでしょう。

ずっと何年もその病院に入院しており、

最後までそこで・・・と思っていたのではないかと思います。

 

そのおばあさんは段々と状態が悪くなり、

亡くなってしまいました。

 

息子さんは、母親に会いに来る電車の中では、

自分が小さいころ過ごした、

故郷のことや、母親のことを、

考える大事な時間だったのではないかと思います。

 

特に、声をかけなくても、

ずっとそばに座り、

同じ時間を過ごしていたことは、

きっとおばあさんは嬉しかったのではないかと思います。

 

ベットに寝ているおばあさんと、

脇に座っている息子さんの光景は、

ほのぼのしていました。

 

 

結婚式の衣装のまま入院している母親に会いに来た息子夫婦の話の巻

ある60代の女性の話です。

  

その女性には息子さんがいて、

結婚式をあげることになっていました。

でも、結婚式に参加することは、

出来そうにありません。

 

家族は、写真ではなく本物の花嫁、花婿の姿を、

見せてあげたいと考えていました。

病院も相談を受け、

式が終わったら、

そのまま新郎新婦が衣装のまま病院に来ることになりました。

他の患者さんもいるので、

喜ばしいことでも慎重に考えなくてはなりません。

そして、院長の許可を得ることができました。

 

いよいよ結婚式の日、

短時間ではありますが、

新郎新婦が病院に現れ、

晴れの日の二人の姿を見せることができました。

 

その女性はとても、喜んでいました。

そして、感激の涙を流していました。

 

そばにいた、職員ももらい泣きしていました。

母親に晴れの日の姿を見せることが出来て、

本当によかったと思います。

 

その日は職員が手伝いその女性はお化粧をしました。

そして、花嫁花婿と記念撮影。

 

家族はとって幸せそうな時間を過ごしていました。

 

 

夫のもとに毎日面会にくるおばあさんの話の巻

70代のおじいさんが入院していました。

おじいさんは目を開けていますが、話すことはできません。

おじいさんの妻が毎日面会に来ていました。

9時ころ来て、

おじいさんの脇の椅子に座ります。

 

おじいさんの顔や手を拭いたり、

話しかけたり・・・

ちょっとだけ乱暴な拭き方でした。

おじいさんは心の中では、

「もうちょっと優しく拭いてくれよ~!」と、

思っていたかもしれませんが、

きっと、嬉しかったですね。

 

おばあさんはずっと、おじいさんのそばに座り、

時に居眠りをしていました。

お昼になると、

持ってきたお弁当を食べていました。

そして、夕方帰っていきます。

毎日です。

 

おばあさんは、息子夫婦と生活していましたが、

「居場所がない」と話していたことがありました。

 

おじいさんは段々と状態が悪くなり、

亡くなりました。

 

おばあさんは、病院に来ることはなくなりました。

毎日、行く場所があり、

することがあったけど、

今、おばあさんどうしているかな?

 

家に居場所がないといっていたけどどうしているかな?

あのおばあさんのことを思うと、

切ない気持ちになります。

 

 

入院している患者さんと、

その家族の方の様々な人間模様を見ることが あり、

ほっこりしたり・・・

家族っていいなって思ったり・・・

切なくなったり・・・ 

 

いろんな方との関りで自分自身も成長させてもらえている気がしました。

 

 

では、また