今から約12年前にバツイチになった私です。
結婚してからある時離婚の気持ちが芽生えて、それから多分10年以上は悩んでいました。
離婚を長い間、悩んでいたのは、離婚すると子どもがかわいそう…と思っていたから。
笑顔は温かさ
笑顔のある家庭はあったかいですね。
家族の会話があり、思いやりがあり、笑顔がある家庭。
私の家族は、笑顔がなかった。というか私が笑わなくなった感じです。
テレビを見ていても別におかしくもないし、そもそも夫との会話はなし…
笑えるようなことはないのです。
それは自分の心も固く閉ざしていたからかもしれませんが。
思い出してみると子ども達笑っていたかな?
兄弟でふざけ合っていとことは思い出します。
会話は、
夫↔子ども
私↔子ども
といった感じで私と夫とはほとんど会話がありません。
だって話したいことがないのです。そうなったらもう末期です。話したいことがないのです。終わりです。
ある日、子どもに言われました。
「お母さんて笑わない」
ハッとしました。
ショックでした。
でも事実です。笑わない母親でした。
その時思いました。この家庭ってあったかいのかな?
多分冷たい家庭なのではないだろうか?
子ども達が早く帰りたいと思える家庭だろうか?
居心地はいいのだろうか?
父がいない=かわいそう?
子どもがかわいそうと思い、こんな氷のような家庭を続けることに意味があるのだろうか?
会話はありませんでしたが。子ども達の前でケンカはしていません。
でもこどもは両親の仲があまりよくないことは感じていたでしょう。
父がいても氷のような家庭じゃ楽しくない。
私が楽しくなくて笑顔もないなら、子ども達だって楽しいわけがない。
例えば子どものため、と割り切って夫婦が大人の対応で子どもの前では会話をしたり、温かい家庭を維持する努力ができるならそれもいいかもしれません。
本当に大人の夫婦ならしっかり演じることもアリかもしれません。
でも私は演じることができませんでした。
もう愛情が本当になくなっていたのです。
でも子ども達にとってはいい父親だったかもしれません。子どもの部活動には熱心に参加していました。
子どもが小学校や中学校のときは部活動に親のサポートが必要です。
そのサポートは熱心でした。だからいい父親だったかもしれません。
しかし一つ疑問があるとすれば酒癖が悪いこと。
毎日かなりの量のお酒を飲みます。
酔っぱらうと子どもにも絡んでいくこともあり、私は酔った夫は本当に嫌いでした。
目がすわり訳のわからないことを言い出す夫にはちょっと恐怖を感じることがありました。
もしかして子ども達も何かを感じていたかもしれません。
片親でもあったかい家庭
ある時、やっと踏ん切りがつきました。
子どもの為、といってこんな仮面夫婦のような生活をしていても本当は子どもの為にはなっていない…と。
たとえ片親でも毎日笑いのある家庭の方がずっといいのではないか?
私は片親でも笑いのあるあったかい家庭を目指すことにしました。
離婚してから心が楽になりました。そのうちに笑うことが増えていきました。
でも、温かい家庭…できていたのかな?
笑うことは増えたけど、子ども達にとって居心地のいい家庭だっただろうか?
子ども達に聞いたことがないのでわかりません。
離婚を悩んでいるときは、父親のいないことは子ども達にとってかわいそうなこと。
そう思っていてなかなか離婚に踏ん切れない私でした。
でも、
父親がいる=幸せ
とは限りません。場合によります。
もし片親だとして親の愛情をいっぱいもらい、笑顔のある家庭の方が子どもにはいいと私は思っています。
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