ある男性看護師のいじめの体験談を紹介します。
彼は20代の男性看護師です。誰もが知っている大病院で働いていましたがいじめにあい転職しました。
彼はいじめにあった時、「こんな職場にいる意味がない」と思いさっさとやめて違う病院に転職しました。
彼が転職した先というのは、わたしが働いている病院でした。
ととま
新人看護師はいじめにあいやすいは本当だった
彼は公立の看護学校を卒業して、誰もが名前を知っている大病院に就職しました。
希望に胸を膨らませて。
しかし、働きだしてみると病棟は女だらけ、目の回る忙しさで毎日残業。
先輩看護師の女性はきつい性格の人ばっかりで、新人なのに放置されていて、仕事は聞かないと教えてくれないそうです。
でも聞くと対応はぶっきらぼうで、段々と聞きにくくなったそうです。
「今年の新人使えない」など、影で悪口を言われていました。
患者さんとのやりとりで、困ったことがあっても見てみぬふり。
しまいにはわざと失敗するようにしむけてきたり、自分がやったことでなくても自分のせいにされたり。
その男性看護師は「女って怖いな!」って思ったそうです。
そんな時、仕事が終わり更衣室で着替えていると、同期の男性看護師が泣いていたそうです。
同期といっても違う看護学校から就職してきた人で、面識があるくらいで話したことはありませんでした。
「つらいことがあったんだな」と思っていましたが、更衣室で見かけるたびにいつも彼は泣いています。
その泣いていた彼もきっとつらいことがあったのでしょうね。
男性看護師は泣いている彼をみて、「その人もつらいことあるんだな」って思いました。
そしてある時、ふと「こんな最低の病院やめてやる!」と思ったそうです。
自分がつらいときに、泣いている男性看護師の姿を見て、そこで頑張るのがばからしいと思えたそうです。
それからすぐに彼は転職先を見つけて、さっさとその病院を退職しました。
転職したら別世界だった
彼は新しい職場で働き始めました。
その職場はわたしの働いている病院です。彼が中途採用で入ってきたのです。
彼の第一印象はちょっと不真面目な印象でした。
でも話してみるとしっかりしているのですが、誤解を受けやすかったのかもしれません。
不真面目に見られて、もしかしてきつく指導されたりいじめの対象になったのかもしれません。勝手な推測ですが・・・
転職した職場は男性看護師が多く、すぐに打ち解けて明るくなりました。
彼は明るくて患者さんに好かれます。話していると面白いのです。
師長はとっても温厚な人でそのためか病棟の雰囲気もよく、働く職員も意地悪な人はいませんでした。
彼はのびのび働いていました。
いじめのある職場は逃げるが勝ち
彼が退職しようと思ったのは、自分もつらかったのですが、更衣室でいつも泣いていた男性看護師の存在が大きかったと言います。
男性看護師がいつも更衣室で泣いていたんです。よっぽどつらかったのでしょうね。
自分もいじめられていて憂鬱な毎日をすごしていましたが、泣いている男性看護師の姿を見て「我慢する必要ない。さっさとやめよう」とふん切れたそうです。
新人看護師は弱い立場です。新人看護師いじめのある病院は残念ながら、一生懸命がんばる価値のないクズ病院です。
いじめは黙って我慢していてもなくなりません。早い決断でよかったのです。早く次のスタートを切れたよかったのです。
もし、「もう少し、もう少し」と我慢していたら体を壊していたかもしれません。
実際にわたしの後輩はいじめを我慢して、うつになってしまいました。
こちらの記事です⇩

今はしあわせな男性看護師
男性看護師は職場で知り合った女性看護師と結婚して、子どもも生まれました。
彼が働いている職場は職場恋愛や職場結婚が多い職場です。
それは男女の比率がちょうどよかったり、働きやすい職場を意味しています。
子育て支援にも力を入れている病院なので、子育て中のママさんも働きやすい職場です。
あの時、いじめを我慢しないでさっさとやめて転職したので、今のしあわせがあるのです。
もし、我慢して我慢していたら病気になっていたかもしれません。
もしあなたが今、いじめで苦しんでいるのなら我慢するだけ時間の無駄です。
このまま我慢していても苦しい毎日がずっと続くだけです。
こんなクズ病院さっさとやめてやる!と捨てた方がいいのです。
職場が変わると世界がガラリと変わりますよ。
参考記事⇩

