訪問看護で約束の時間に訪問したのに、利用者さんがいない…
こんなことがたまにあります。
あれっ?
自分が日時を間違えて伝えてしまっていたのか…
それとも利用者さんがついうっかり忘れてしまったのか…
でも予定の時間に利用者さんが不在だと困ってしまいますよね。
私は何度も経験があります。
そんな時の私が行っている対処法を紹介します。
どうして困るの?
訪問看護では薬の内服確認や、人によっては一週間分の薬と飲みやすくセットしたり、服薬カレンダーやトレーのようなものにセットする場合もあります。
なので、予定の日には訪問したいのです。
もし、予定の日に訪問できないと利用者さんが薬を飲めなくなる場合もあります。
それは困るので不在の時でもなんとか連絡をとり、その日のうちに訪問したいのです。
でも、その日のうちに訪問したいのですが、問題があります。
それはその日、訪問のスケジュールびっしり埋まっているとスケジュールを変更しないといけないからです。
その方の次に訪問する予定の利用者さんに連絡をとり、時間を変更してもらい順番を変えないといけません。
突然時間の変更のお願いの電話をするのは気を遣います。
快く変更してくれる利用者さんがいれば、連絡がつかない方もいます。
当然ですよね。
自分の予定の時間までは色々と用事を足していたりしますものね。
それにヘルパーが入っている利用者さん、デイケアに通っていて不在の利用者さん等…
どうしても時間の変更が難しい利用者さんもいるのです。
なので、予定を変更するのはパズルのようです。
心の中では「あ~どうしよう…」と、とても困ってしまいます。
では利用者さんが不在のときの私の対処法を紹介します。
電話してみる
家の中で眠っていることもあるので、まず家の電話に電話をかけてみます。
実際に利用者さんが眠っていたこともありました。
こんな時は内心、よかった~って思います。
だってスケジュールは変更しなくてもいいですからね。
家の電話に出ない、あるいは携帯電話しか持っていない人には携帯にかけてみます。
もし電話に出てくれたら何時ころ帰れそうか聞きます。
それによって時間調整をします。
近くにいてすぐに帰れそうな場合はその方の帰りを待ちます。
その方の訪問が遅れた分、次の利用者さんへの訪問時間がずれてしまうので、あらかじめ電話をかけておいて謝っておきます。
次の方が遅れても大丈夫な場合はいいのですが、予定があったりして時間がずれることが無理な場合もあります。
そんなときは、その次の利用者さんの順番と入れ替えたりします。
大抵の場合は時間をずれることに了承してくれますが、中にはどうしても了承してくれない場合もあります。
そういうときはちょっと焦りながらスケジュールを調整します。
そして可能なら不在だった方の訪問をいつもよりもやや短めにして時間を調整しています。
可能ならです…
置手紙をする
もし電話に出ない場合はポストに置手紙をしておきます。
そうすると後から電話がかかってきたりします。
もしかして手紙を見ない方もいるので、あとからこちらから電話をかけたりします。
連絡がとれない場合は、スケジュールの変更をして順番を変更しておきます。
そして連絡がきたら後から訪問できるようにしておきます。
やることがいっぱいあります。
スタッフと情報を共有
その利用者を複数の看護師が担当している場合は、スタッフと情報を共有します。
スタッフの訪問に余裕があるときは、時間を調整してその方の訪問に入ってくれたり出来ることもあります。
助け合い運動です。
でも…
・どうしても連絡がとれない
・スケジュール調整がうまくできない
・薬のセットなどの問題がない
このような場合は翌日に訪問することもあります。
常習犯の場合は
忘れっぽいのかわざとなのか…?
何度も不在にしてしまう利用者さんもいます。
そんな場合は、その日の朝の電話を入れておきます。
電話をかけておくとさすがに外出はしなくなります。
分刻みのスケジュール
分刻みのスケジュールまではいきませんが、訪問看護はその日に伺う利用者さんが何人もいます。
不在だったりアクシデントがあったりすると予定がガラッと変わってしまいます。
急いでしまうと車の運転も慌ててしまうので、事故を起こしてしまうかもしれません。
平常心が大事です。
何か起こっても慌てずに落ち着いて対応したいといつも思っています。